「人材育成」「評価基準策定」にどう対応するか?薬局・ドラッグストア業界が抱える人事問題の解決方法とは?

少ない人数で店舗を回さないといけない

解決策
・事務員を育成し、戦力とする、
・パート薬剤師の戦力化

改善事例 3

D社
保険薬局 10店舗  年商12億 薬剤師20名 パート薬剤師14名 事務10名 パート事務10名

パート薬剤師・事務員の活用に注力した結果、総額人件費を抑えることができ、正社員が少なくても店舗を回すことができるようになった

パート薬剤師の等級

等級 役職 期待する役割
4等級 パートタイマーであるが、管理薬剤師をしている 3,000円〜
3等級 正社員同様の能力があるが、家庭の都合でパートタイマーを希望している 2,500円〜
2等級 土日勤務ができないが終日勤務ができる 2,100円〜
1等級 午前だけ、午後だけ等、勤務時間が限定される 1,800円〜

パートタイマーの働き方や能力により上記のような等級を設けた。こうすることで、採用の際に多様な働き方を受け入れることができ、特に主婦のパート薬剤師の採用が多くなった。

事務員の等級

等級 役職 期待する役割
4等級 事務長 3店舗くらいの店舗の事務員の長として、事務員をまとめることができる
また、薬剤師と同等に意見交換をし会社貢献ができる
3等級 主任 店舗内の事務の長として、事務員をまとめることができる
また薬剤師のサポートが積極的にできる
2等級 大卒社員
1等級 高卒社員

事務員にも等級を設けることにより、向上心の高い人に対して積極的に昇格の機会を設けた。こうすることで、事務員のレベルを上げて、薬剤師のサポート力が上がり、結果として少ない薬剤師でも店舗を回すことができるようになった。

薬局・ドラッグストア業界
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